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カリタ ダイヤミルの構造と分解掃除

カリタダイヤミル
カリタダイヤミル
アンティークな形でとてもおしゃれな形にして質実剛健なカリタ ダイヤミル そのグラマラスな形と質感は、なんとなく蒸気機関車を連想させる。
最近ではカリタ セラミックミルC-90をメインで使っているので殆ど出番が無く、完全にアンティーク化している。。。
先日、「前回コイツを使ってやったのはいつだったかなぁ…」と記憶をたどりながら、かなりの事使用してない上、外観も若干錆が浮き出ていると言う事も有り、分解掃除をすることを思い立ったのである。
想い起こせばこのダイヤミルを購入してから早25年…(歳がばれるな…(苦笑))
記憶では分解掃除はしばらくしていないので、さぞカスも溜まっている事であろう。。。
分解してのお楽しみ(?)である。。。(笑)

ダイヤミルの分解

ハンドルをはずす
まずは最初にハンドル部分を外す。
画像の赤矢印部分にあるネジを緩めてやればハンドルは簡単に外す事が出来る。
しばらく使っていなかったので、ネジ部分にはホコリが…( ̄□|!!


ハンドルの付け根部分
ハンドルは画像のように、軸の部分に穴があり、そこにネジが食い込み止る作りになっているので、ネジはすべて外さなくとも良い。
調整用ツマミを外す
ハンドルを外したら、反対側に有る、挽き方調整用ツマミを時計の反対周りに回して外す。
ダイヤミルはこの部分を締めたり緩めたりして、豆の荒さを調整する。
調整ネジ内のパーツを外す
調整つまみを外すと、内側にバネの入ったパーツが出てくるので取り出す。
このパーツがバネの力を使って、中のプレートを押し込んで隙間の調整をしている。
側面プレートのネジを外す
バネの入ったパーツを取り出したら、側面プレートに付いている3本のネジを外す。
さび付いてない限り、プラスドライバーで簡単に外れる
側面プレートを外す
ネジを外して側面のプレートを外すと、内側にあるプレート(歯)が見えてくる。
中にはビッシリとコーヒーのカスが溜まっていた。。。( ;゜Д゜)))
ダイヤミルにたまったコーヒーカス
更に内側にあるプレート(歯)を外す。
すると、内側のほうはもっとコーヒーカスが。。。(汗)
これを見てしまうと、もっと短いスパンで定期的に掃除をしてやらないといけないと感じてしまう。
ハンドル側のプレートを外す
反対側も同じように外側のプレートを外す。
こちらはハンドルが付いている側。
想像通り、カスがびっしり…( ̄□|!!
ダイヤミルの内刃
反対側と同じように内刃を取り外すと、ハンドルが付いていたシャフトも外すことが出来る。(画面の一番上にあるやつ)
後は中の臼の部分を外せば、殆どのパーツは取り外したことになる。
それにしても凄いカスの量である。。。
ダイヤミルの臼の部分
これが臼の部分(本当のパーツ名はなんていうか知らないけどf^^;)
両脇に溝が有り、そこに合わせてはめ込んである。
カリタ製ダイヤミルのパーツ
これですべてのパーツの取り外しが完了。
ふたの部分と豆受けの部分を取り外すことも出来るけど、掃除するには外す必要もないし、豆受けの部分を外すのには、底に接着剤でとめてあるゴムも外さなければいけないので、戻すのが面倒なので今回は外していません。
それにしても細かいコーヒー豆のカスが出るわ出るわ…
細かくなったコーヒー豆が長期間ミルの中に残ったままになっていると、それらが劣化し(カビたりもします)コーヒーの味に悪い影響を与えることになりますので、出来れば1ヶ月に1度は分解掃除したほうがよいと思います。
分解して洗ったダイヤミルのパーツ
後はパーツを歯ブラシなどを使い、触って我慢できる程度の出来るだけ熱いお湯と洗剤で洗います。
殆どのパーツは鉄製の鋳物で出来ていますので、熱いお湯で洗うことで熱がパーツに伝わり、その熱で洗い終わった後の乾燥が早くなります。
また、コーヒー豆には油分がありますので、温度が高いほうが油分が落ちやすくなります。
洗い終わったら錆びないように出来るだけ水分をふき取り、完全に乾燥するまで放置し、乾燥したら分解した逆の手順で組み立てます。
うっすらと錆は浮く場合が有りますが、乾燥組み立て後に1杯分のコーヒー豆を挽くことで、コーヒーの油分が付いて保護されるので問題ありません。
どうしても気になる方はワイヤーブラシで磨いてからエアブロアーで金属片を吹き飛ばしてください。
まぁ、ワイヤーブラシで金属片を出すより、そのままの方が良いと思いますけどねw

ダイヤミルの各パーツの構成と役割

ダイヤミルの中身(臼の部分)
これはミルの部分だけを組み付けた状態です。(通常は中に入っていて見えません)
右手前がハンドルが付く部分、左奥が豆の挽き具合を調整するつまみの部分です。
上から豆が入り、ハンドルを回転させるとまずは真ん中の部分である程度豆を細かくし、左右のプレートを通り、均一に挽いていくと言う構造になっています。


ミルの部分を横から見たところ
これは横から見た所です。
内歯は赤矢印部分の溝で固定されています。
シャフトが回ることで豆がある程度砕かれ、豆は放射状になった部分から外側に運ばれ、更に両脇の歯で細かく挽かれます。
組み立てるときは細い赤矢印部分の向きに注意
ダイヤミルの調整ダイヤル
左側の黒い調整ダイヤルを回すと、赤矢印部分の隙間の幅が変わり、豆の挽き具合が調整されます。
調整ダイヤルを時計回りにまわすと細挽きになり、時計と反対方向に回せば粗挽きになります。
好みの挽き具合になるように調整します。
たったこれだけのパーツで構成されている上にパーツの殆どは金属(金属じゃないのは豆受けとハンドルだけ)ですので、壊れにくいと言うのも納得できますね!
私が購入してから25年も経っていて普通に現役として十二分に使えているので、多分私の形見として残るぐらい長く使えるのだと思います(苦笑)
世の中に出ているコーヒーミルで、ダイヤミルは一番造りがしっかりしていて壊れないコーヒーミルだと私は思っています。
今まで数個のコーヒーミルを使ってきましたが、ダイヤミル以外は全て、どこかしら壊れてしまいましたから。。。
形もかっこいいですしね!
これからも大事に使って行きたいと思いますわ。
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