ここ数年、パナマのゲイシャ種が高沸し、オークションが開催されて高額取引されています。
高額なコーヒーとしては、以前取り上げたコピルアクには及びませんが、それでも生豆が250グラムで4500円と言う、コーヒーにしては恐ろしいほどの価格・・・
でも、コーヒー好きには気になる豆なので数か月前に2015年のオークションで落札されたエスメラルダ農園産のゲイシャを購入してみました。
さっそく焙煎して飲んでみたら、それほど世間で騒がれるほどの豆に感じませんでしたので、農園の違いかな?と、今回はバンビート農園産のゲイシャを購入。
ゲイシャ・エスメラルダの方は、熊本のお世話になっている友人にもお送りしたんだけど、今回はお試しなので500グラムだけ購入してみました。
生豆の香りは何だか完熟前のバナナのような青臭さの中に微かな甘い香りが漂います。
今回のバンビート農園産のゲイシャも、エスメラルダ産と同じくハイロースト(中浅煎り)に焙煎。
この手の豆は深煎りしては勿体ないですからな♪
で、ゲイシャのバンビートもエスメラルダも確かにおいしいコーヒーであることは間違いないです。
ただ、個人的には両方とも癖がなさ過ぎてちょっと物足らない感じのコーヒーでした。
まぁ、コーヒーは嗜好品ですから好みは分かれると思います。
同じ嗜好品のタバコにしたってそうですよね!
メンソールが好きな人、フィルター無しのガラムみたいな癖の強いタバコが好きな人、葉巻が好きな人等々。
コーヒーも同じで、モカ系が好きな人や、一般的なブラジル系が好きな人、中にはブルマンしか飲まない!なんて方もいるかもしれません。
そういった意味でもゲイシャ種も「めちゃくちゃ好き!」と言う方と、「この金額を出すほど美味しいかなぁ?」と言う方に分かれるかもしれません。
ワシは後者ですが、普通においしいと思ったのは、「コーヒーが好きな方ならマズイとは思わない」と言う意味で美味しいと思ったのです。
多分ブルマン好きの方なら、かなり美味しいコーヒーだと思うのではないでしょうか。
まぁ今回は焙煎したてを飲んだので、3日もすればもう少し味も香りも落ち着き、もっと美味しくなることは予想されます。
まぁ、ちょっと高いですが、一度飲んでみて自分に合うか合わないかを決めるってのも良いと思います。
話のタネにもなりますしねw
追記:2016年4月8日
やはり焙煎して3日目になるとかなり味も香りも落ち着いてきて美味しくなりました。
エスメラルダ農園産よりもバンビート農園産の方が、香りがジャスミンっぽく良い香りがします。
味自体は甲乙つけ難しって所。
紅茶好きの女性にも「美味しい」と言われそうなコーヒーで、金額を考えなければとても美味しいコーヒーであることを付け加えておきます。