先日、コーヒー豆の焙煎温度について、メールでお問い合わせがありましたのでここに記します。
とは言え、現在私の所では回転式のロースターや電動のロースターは使用しておりませんので、手網焙煎での温度管理となります。
まぁ、手網焙煎では細かく温度管理をしなくても良いと思いますが、気になる方は参考にして下さい。
ちなみに焙煎手順はコーヒー豆の手網焙煎手順ビデオ(ハイロースト)をご参照下さい。
焙煎温度と焙煎時間
ここではハイローストを基準に記したいと思います。
コーヒー豆の手網焙煎手順ビデオ(ハイロースト)を見ていただければ有る程度分かるとおり、焙煎時間は凡そ13から20分程度になります。
まずは1ハゼまでの時間と温度ですが豆の状態などにより若干差がありますが、1ハゼ開始までの時間が10~15分程度になるように火加減や焼き方調整します。
この時のロースター内の温度は190度強です。1ハゼが始まる温度が190度強だと言う事です。
190度に達する時間が早すぎたり遅すぎたりすると、豆の味はスカスカになったりエグミが出たりしますので、10分~15分程度で1ハゼが始まるように焙煎します。
手網焙煎の場合、使用するガスコンロにより炎の回り方がかなり異なるので、何度か焙煎しながらコンロの最大火力時に焙煎器を炎からどのぐらいの高さに調整すれば1ハゼが10~15分程度で始まる用になるのかを見つけ出しておく必要があります。
1ハゼが終了したらその後2分程度は豆が膨らむように徐々に温度を上げていきます。
手網焙煎では、2ハゼが始まる間、焙煎器を少し炎から遠ざけるように高さを上げて調整します。
2ハゼが始まる温度は220度強です。
1ハゼ終了後、直ぐに2ハゼが始まってしまい煙がモクモクと出てしまう場合は、温度が急激に上がりすぎています。
その場合、豆はきれいに膨らまず、苦味と焦げ臭が強い不味いコーヒーになります。
逆に2ハゼまでの時間がかかりすぎてしまうと香りが飛んでしまい、物足りないコーヒーになります。
苦くて焦げ臭いコーヒーよりはマシですが…
手網焙煎の場合は、温度計を購入して温度を測りながら焼くよりも、爆ぜる音を目安に焙煎した方が分かりやすいと思いますよ♪